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神様からの授かり物
営業部 原


 四年位前だったと思いますが、観葉植物の鉢植えの中に、ひょっこり新参者を発見しました。特に困ることも無いので そのままにしておくことにしました。
半年後、ふと思い出して見てみると、いつの間にかいっちょまえに、鉢の中心的位置で鎮座しています。それはひょっとして自己主張かと思いました。
ならばと、様子見をはじめて三年くらいしたら、成長したせいか鉢にひびが入ってしまいました。
観葉植物にも迷惑だろうからと、取り敢えず遊び心で大きい鉢へ転居させました。
居心地が良いのか、この頃やけに成長しました。
 今年になって近所の長老にこのことを話したら
「それは黒松だがや」と、松であることは分かるんですけど。
地面に自然と生えるのはほんのたまにあるが、はじめから鉢で育ったのは始めてだったので何かの縁とも考え、なんとなく世話をしています。
続けて長老が
「黒松の種がたまたま鉢に飛んできたもんだわ。
西代地区で築地松があーのは若宮神社だけだけん、宮から送られてきたもんだわ」
 
なるほど、我が家から西へ約100米先にある神社から、、納得。
 
長老の『送られてきたもんだわ』ということは、自分にしてみると、『神様からの授かり物』ということに理解しました。
植え替えた現在の様子
エッセイ
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